かぼ
内容紹介
■僕が一番書きたかった本!――カリスマセラピスト石井裕之が魂をこめた、心を揺さぶる感動ストーリー、ついに完成!
■「葛藤があるってことは、自由だってことなんだよ――」
自称天使の少年《かぼ》と出会って、僕は本当の自分に気づきはじめた――。
■本文(プロローグ)より抜粋――
《かぼ》は、自分のことを天使だと思っていた。
長く病気を患っていた彼の身体は、十二歳の少年にしてはずいぶんと小さかった。けれども、輝き出るその陽気さは、死が近づいていることなど少しも感じさせなかった。
「最初から無条件に与えられるものなんかないんだ――」病室の大きな窓から空を眺めながら、《かぼ》は、いつものあのませた口ぶりで言った。「どんなものでも、半分は、ボクたちが自分で努力して掴まなくちゃいけない。そうすれば、残りの半分は神様がプレゼントしてくれるんだ。半分でいいんだよ」
著者からのコメント
僕は、セラピストという仕事を何年もやってきました。その経験の中で、「本当に大切な、ギリギリのところを伝えようとするときには、物語という形で表現するのが一番理想的なのだ」ということを、ずっと以前から感じていました。
これは、本についても同じことが言えます。「もうこれは、従来の自己啓発本の形で表現することは不可能だ」と思えて、それがためにあえて封印してきたテーマが、僕の中にたくさんあったのです。
『かぼ』で扱うテーマも、そのひとつです。
この『かぼ』ほど時間をかけて、エネルギーを注いで書いた本はこれまでありませんでした。
おかげさまで、著書ももう二十冊近く出させていただきました。自分の作品にランキングをつけるということなどできるはずはなく、どれも一様に思いいれがあるものですが、それでも、「本当にどうしてもこれを書きたいんだ!」という気持ちになれることなどは、なろうとしてなれるものではない。一生のうちに何度もあるものではないと思うのです。
僕にとって『かぼ』は、そんなふうに、あえて偏愛してはばからない大切な作品なのです。
石井裕之の本をはじめて読んでくれる方にも、何年も前から応援してくれているファンの方にも、どうか愛すべき《かぼ》の言葉が届きますことを----。
石井裕之
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